追憶を目的に記憶を記録する行為を、憶録と定義しました。
過去は、自身のルーツであり。
今はいづれ、ルーツとなる。
そんな積もりゆく人生の記憶たちを
独り立ち止まった時や、大切な人と再会した時
もう戻らない時間に哀しさを覚えた時、
追憶できるよう記憶するのです。
私は憶録家として、記憶の記録と
追憶の価値を残し続けます。
死の間際に振り返る記憶になれるほどの映像を作りたい。そんな願いを込め
大切な人や場所に恩返しする。
憶録に至るまでのふたつの展示と、憶録を伝える展示たち。
追憶する為に五感で感じたことを綴った詩。