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憶録に至るまでの経緯。
ODD SCHOOLの妄想オープンスクールでの展示作品。
憶録輿図に至るまで(2024年展示)
かつての私は、「今」を犠牲にして未来ばかりを見ていました。記録は、未来のために
役立つものとして捉え、どこか義務的なものでした。しかし、SNS社会の中で情報が溢れ、他者との比較に囚われるうちに、「本当に残したい記憶とは何か」「私が行いたいのは、
機械で撮ることや編集をする行為なのか」を自問するようになりました。
そこで、「ただ撮る」「編集する」ではなく、「憶(おぼ)え、録(しる)す」ことに意識を
向けるようになりました。過去のためでも、未来のためでもなく、「今、この瞬間の価値」を追憶するための記録。それが記録を記録する「憶録」という概念につながりました。
この思想のもとで、独自の憶録家という肩書きを名付けました、
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